スポーツ中や段差で足をひねってしまい、「ちょっと痛いけど大丈夫だろう」と放置していませんか?
足関節捻挫(足首のねんざ)は非常に多いケガのひとつですが、適切な処置をしないとクセになる(再発しやすくなる)ことがあります。
この記事では、足関節捻挫の原因・症状・対処法・整骨院でのケアについて解説します。

⸻
■ 足関節捻挫とは?
足関節捻挫とは、足首をひねったときに靱帯(じんたい)が伸びたり切れたりするケガです。最も多いのは、**足の裏が内側に向いてしまう「内返し捻挫」**です。
⸻
■ よくある原因
• スポーツ中のジャンプ・着地動作
• 段差で足を滑らせた
• ハイヒールやサンダルでの踏み外し
• 地面の凹凸に足を取られた
・人の足を踏んでしまった
⸻
■ 主な症状
• 足首の外くるぶし周辺の痛み・腫れ・内出血
• 歩くと痛い、荷重がかけられない
• 関節がグラグラする感じ(不安定感)
⸻
■ 放置するとどうなる?
軽度の捻挫でも適切な処置をしないと、
• 関節が緩くなり再発しやすくなる
• 慢性的な痛みや腫れが残る
• スポーツ復帰後に再び痛める
といったリスクがあります。
⸻
■ 初期対応は「POLICE処置」
捻挫の初期対応として、現在では「RICE処置」に代わり、より回復を重視した「POLICE処置」が推奨されています。
● POLICEとは?
• P(Protect:保護)
無理に動かさず、サポーターなどで患部を保護します
• OL(Optimal Loading:最適な負荷)
痛みのない範囲で少しずつ動かし、血流と回復を促進します
• I(Ice:冷却)
腫れや炎症を抑えるためにアイシングを行います(15〜20分を目安に)
• C(Compression:圧迫)
テーピングや包帯で軽く圧迫し、腫れを防ぎます
• E(Elevation:挙上)
足を心臓より高く保ち、内出血や腫れを軽減します
→ 早期の正しい処置が、その後の回復スピードや再発リスクに大きく影響します。
⸻
■ 整骨院での対応
当院では、足関節捻挫に対して次のようなサポートを行っています:
◎ ケガの状態確認・評価
関節の可動域、靱帯損傷の有無などを丁寧に評価し、回復に向けた最適な対応を行います。
◎ 手技療法・電気・超音波などによる施術
痛みの軽減、腫れのコントロール、回復促進のための施術や物理療法を行います。
◎ テーピング・固定処置
再受傷を防ぐための適切な固定も重要です。状態に応じてテーピングやサポーターなども使用します。
◎ リハビリ・再発予防指導
バランス訓練や筋力強化を通じて、再発予防と早期スポーツ復帰を目指します。
⸻
■ 最後に
「たかが捻挫」と思って放置すると、後遺症や再発の原因になります。
早期の適切な処置と、段階的なリハビリが何より重要です。
足首に違和感を感じたら、できるだけ早めにご相談ください。
自己紹介:自身のサッカー経験で培った身体の知識と、トレーナーの方々から学んだ専門的な技術を活かし、患者様一人ひとりの痛みや悩みに真摯に寄り添い、根本的な問題解決を目指します。身体機能の回復だけでなく、精神的なサポートも重視し、患者様が心身ともに健康な状態で日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
鍼灸師:渡部 創太(わたべ そうた)
保有国家資格: 鍼灸師
ネットでご予約