
女性ホルモンバランスの乱れで起こる不調と鍼灸治療
1. 女性ホルモンのバランスって?
女性の体は、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つのホルモンに大きく影響を受けています。
この2つのホルモンがバランスよく働くことで、心も体も安定します。
しかし、
・ストレス
・睡眠不足
・冷えや血流の悪化
・過労やダイエット
などによって、このバランスが崩れると、さまざまな不調が現れます。
2. ホルモンバランスの乱れで起こる主な不調
- 生理不順・生理痛
- PMS(月経前症候群)
- 更年期症状(ほてり・イライラ・不眠など)
- 肌荒れ・ニキビ
- 抜け毛・薄毛
- 冷え・むくみ
- 気分の浮き沈み、イライラ
「病院に行くほどではないけど、なんとなく調子が悪い」
そんな“未病”の状態を整えるのが鍼灸の得意分野です。
3. 鍼灸で女性ホルモンを整える仕組み
鍼灸では、ツボ(経穴)を刺激することで 自律神経 と 血流 にアプローチします。
女性ホルモンは脳の「視床下部」と「下垂体」でコントロールされているため、
ストレスなどで自律神経が乱れると、ホルモン分泌にも影響します。
鍼灸治療で期待できる効果は👇
- 自律神経のバランス調整
- 血流促進(冷え・むくみの改善)
- 内臓機能のサポート
- 睡眠の質向上
- リラックス効果(ストレス軽減)
4. よく使うツボ
三陰交(さんいんこう)
場所:内くるぶしの上、指4本分
効果:ホルモンバランス、生理痛、冷え改善
気海(きかい)
場所:おへその下、指2本分
効果:生理不順、冷え、元気不足
関元(かんげん)
場所:おへその下、指3本分
効果:子宮機能のサポート、PMS緩和
太衝(たいしょう)
場所:足の甲、親指と人差し指の間
効果:イライラ、情緒不安定、血行促進
5. 鍼灸治療の流れ(例)
- カウンセリングで体調や生理周期を確認
- 体質・症状に合わせてツボを選定
- 鍼・お灸で全身の巡りを整える
- 施術後は深いリラックス感と軽い温かさを実感
週1回〜月2回のペースで続けることで、体質改善を目指します。
6. まとめ
女性ホルモンの乱れは「心身のサイン」。
鍼灸は薬に頼らず、体の内側から整える自然療法です。
「生理が不安定」「なんとなく体が重い」「気分の波がつらい」
そんな時は、一度鍼灸で“リセット”してみましょう。
心も体も、ふっと軽くなるはずです。
気になる方はぜひ当院までお問い合わせください。
自己紹介:幼少期から体操競技に打ち込む中で、数多くの怪我を経験し、その度にトレーナーの方々の献身的なサポートに救われました。この経験から、私も同じように苦しむ方々の力になりたいと強く思い、この業界を目指すことを決意いたしました。自身の競技経験で培った身体への深い理解と、トレーナーの方々から学んだ知識・技術を基に、患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合い、最適な治療を提供いたします。身体機能の回復はもちろんのこと、患者様の心のケアも大切にし、寄り添う治療を心がけております。 保有国家資格: 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師:上野 七海(うえの ななみ)
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