
ストレッチと聞くと「運動の前後にやるもの」というイメージを持つ方も多いですが、
実はストレッチは健康維持・不調予防・パフォーマンス向上に欠かせない習慣です。
今回は、ストレッチが体にもたらす効果を、わかりやすく解説します。
■ ストレッチの主な効果
① 柔軟性の向上
筋肉や関節の可動域が広がり、動きがスムーズになります。
→ 肩こりや腰痛の予防、スポーツでのパフォーマンスアップにもつながります。
② 血流促進
筋肉を伸ばすことで血管が広がり、血流やリンパの流れが改善されます。
→ 冷え性やむくみの改善にも効果的です。
③ ケガの予防
柔らかくしなやかな筋肉は、急な動きや負荷に耐えやすくなります。
→ 肉離れや捻挫などのリスク低減に。
④ 筋肉の緊張緩和
デスクワークや長時間同じ姿勢で固まった筋肉をほぐし、肩こりや腰の張りを軽減します。
⑤ リラックス効果
ストレッチは副交感神経を優位にし、心身のリラックス状態を作ります。
→ ストレス軽減や睡眠の質向上にも効果あり。
■ いつやると効果的?
- 朝:交感神経を刺激し、体を活動モードへ
- 夜:副交感神経を優位にして、リラックス&睡眠の質UP
- 運動前:動的ストレッチ(反動をつけて筋肉を温める)でパフォーマンス向上
- 運動後:静的ストレッチ(ゆっくり伸ばす)で疲労回復促進
■ 自宅でできる簡単ストレッチ例
◎ 首・肩こり対策
椅子に座ったまま、首をゆっくり左右に倒す → 各20秒
◎ 腰痛予防
仰向けで膝を抱え、腰を伸ばす → 20秒×3回
◎ 膝・股関節ケア
立った状態で太もも前を伸ばす(片足を持ち、お尻に近づける) → 20秒
■ 注意点
- 無理に伸ばさず「気持ちいい」と感じる範囲で
- 息を止めず、呼吸を意識する
- 痛みがある場合は中止する
- 反動をつけすぎない(ケガの原因に)
■ 当院でのサポート
「自分に合ったストレッチが分からない」「痛みがあって動かせない」という方には、
当院で姿勢や筋肉の状態をチェックし、安全で効果的なストレッチ方法をご提案します。
症状や目的に合わせたオーダーメイドのセルフケアプランもご用意できます。
■ まとめ
ストレッチは、特別な器具も場所も必要なく、今からすぐに始められる健康習慣です。
毎日の5分が、体の軽さ・動きやすさ・ケガの予防につながります。
今日から少しずつ、体をやさしく伸ばしてあげましょう。
自己紹介:自身のサッカー経験で培った身体の知識と、トレーナーの方々から学んだ専門的な技術を活かし、患者様一人ひとりの痛みや悩みに真摯に寄り添い、根本的な問題解決を目指します。身体機能の回復だけでなく、精神的なサポートも重視し、患者様が心身ともに健康な状態で日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
鍼灸師:渡部 創太(わたべ そうた)
保有国家資格: 鍼灸師
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