膝に水が溜まるのは、体からのSOSサイン!
「膝が腫れて曲げにくい」「動かすと違和感がある」…そんなとき、膝に水が溜まっているかもしれません。
これは、体が炎症や負担に対して自分を守ろうとする自然な反応のひとつ。
しかし放っておくと悪化・再発の原因になるため、早めのケアが重要です。
水が溜まるのは関節の炎症が原因
膝関節には「関節包(かんせつほう)」という袋があり、中に関節液(滑液)が存在します。
この液体は、関節の動きを滑らかにし、軟骨を保護する役割があります。
しかし、以下のような炎症が起きると関節液が異常に分泌され、膝に水が溜まってしまうのです。
•加齢による軟骨のすり減り(変形性膝関節症)
•スポーツや転倒による外傷
•半月板損傷や靭帯損傷
•関節リウマチなどの自己免疫疾患
水が溜まっているときの症状と治療方法
膝に水が溜まるとこんな症状が出ます:
•膝の腫れ・熱感・重だるさ
•曲げ伸ばししづらい・歩きにくい
•押すと痛い・中で違和感がある
主な治療法:
1.炎症を抑える:アイシングや電気治療、鍼灸などで患部の炎症を抑えます。
2.関節の安静:テーピングやサポーターで膝をサポート。場合により松葉杖も使用。
3.水を抜く(関節穿刺):必要に応じて整形外科で関節液を抜きます。
4.根本原因へのアプローチ:姿勢・歩き方・筋力バランスの見直し、筋トレやリハビリなど。
※ 水を抜くだけでは再発しやすいため、「なぜ水が溜まったのか?」という原因へのアプローチが大切です。
「水が溜まる」には必ず理由がある!
膝に水が溜まるのは、体の中で何かが起きているサイン。
一時的に治っても、原因を放置すれば繰り返してしまう可能性も高いです。
当院では、炎症を抑えるケアはもちろん、姿勢や歩行バランスのチェック・筋肉の状態評価などを行い、再発予防までサポートしています。
「最近膝の動きが重い」「何度も腫れが再発する」そんなお悩みのある方は、お気軽にご相談ください!

鍼灸師:渡部 創太(わたべ そうた)
自己紹介:自身のサッカー経験で培った身体の知識と、トレーナーの方々から学んだ専門的な技術を活かし、患者様一人ひとりの痛みや悩みに真摯に寄り添い、根本的な問題解決を目指します。身体機能の回復だけでなく、精神的なサポートも重視し、患者様が心身ともに健康な状態で日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
保有国家資格: 鍼灸師