〜原因と整骨院でできる対処法〜
✅ はじめに
股関節を動かすと「ポキッ」「コクッ」と音がして痛みがある…それ、外側型弾発股(がいそくがた・だんぱつこ)*かもしれません。
あまり耳馴染みのない名前ですが、日常生活でも起こりうる症状です。この記事では、その原因と整骨院でできる治療についてご紹介します。
🦴 外側型弾発股ってなに?
股関節の外側には「大転子(だいてんし)」という骨の出っ張りがあります。そこに沿って通っている「腸脛靭帯(ちょうけいじんたい)」や「大腿筋膜張筋(だいたいきんまくちょうきん)」が、股関節の曲げ伸ばしで大転子を乗り越えるときに引っかかり、音や痛みが出る状態が「外側型弾発股」です。
👣 どんな人がなりやすい?
この症状はアスリートやダンサーに多くみられますが、一般の方でも以下のような体の特徴があると発症しやすくなります。
- 骨盤が前に傾いている(骨盤前傾)
- 股関節が内側にねじれている(内旋)
- 膝が内側に入る癖がある(膝外反)
- 足が扁平足や過回内(かかとが内側に倒れている)
- 中殿筋・大殿筋の筋力低下
ある患者さんは、倒れそうになったときに手すりにとっさにつかまった際、腕で支えた衝撃で首から腕にかけての痛みとともに、股関節に弾くような痛みが出現しました。整骨院では股関節そのものだけでなく、頚部や上肢の筋緊張もアプローチすることで、症状が緩和しました。
🏥 整骨院でできる対処法
外側型弾発股は、骨や関節の変形ではなく、筋肉と靭帯の柔軟性や使い方に原因があることが多いです。
整骨院では、以下のような施術を通じて改善を目指します。
- 腸脛靭帯やTFLの緊張を和らげる手技療法
- 骨盤や股関節周りのバランス調整
- 大殿筋・中殿筋などの筋力強化
- 歩行や姿勢の指導(運動連鎖を整える)
一人ひとりの身体の使い方やアライメントに合わせた施術が、改善へのカギです。
📢 最後に
「股関節がよく鳴るけど、放っておいていいのかな?」と感じている方、ぜひ一度ご相談ください。
当院では、丁寧な評価と個別の施術プランで、日常生活やスポーツが快適になるようサポートしています。
どんな些細な違和感でも、お気軽にお越しください!
自己紹介:自身のサッカー経験で培った身体の知識と、トレーナーの方々から学んだ専門的な技術を活かし、患者様一人ひとりの痛みや悩みに真摯に寄り添い、根本的な問題解決を目指します。身体機能の回復だけでなく、精神的なサポートも重視し、患者様が心身ともに健康な状態で日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
鍼灸師:渡部 創太(わたべ そうた)
保有国家資格: 鍼灸師