水中毒

先週の台風が過ぎ、蒸し暑い日が続いていますが熱中症にはなっていないでしょうか。

患者さんと話していると熱中症になったと聞くことが増えてきました。

水分は適量に取れてますか？
少ない方また多い方いるのでは。

人のからだの60％は水分でつくられていると言われています。
実際、全体の５％がなくなると脱水症状や熱中症の症状が現れて、10％で筋肉の痙攣や循環不全が起きてしまいます。高齢の方だと脳梗塞や心筋梗塞になったりします。

「大丈夫、それくらいならビールやコーヒーで補給しているから」と思っていませんか？
実はアルコールやカフェインは利尿作用があるので、水分補給にもならず、飲んだ量の1.1倍は水を飲まないと、体外に出る水分を補うことにはなりません。

ところが、水分量が行き過ぎると”水中毒”になってしまいます。

熱中症になりたくないから取り敢えず沢山飲んでおこう、というのも良くありません。

行き過ぎた水分補給で、水分を取る量が失う量を上回ると、血液中のナトリウム濃度が低下して血液が薄まる状態＝「低ナトリウム血症」になってしまいます。

そうなると、嘔吐や痙攣、意識混濁を引き起こす「水中毒」になり最悪の場合、死に至ることも。

食事を含めて水分は2.5Lから3.5Lがいいとされているそうなので、デトックスのために大量の水を飲むのはほどほどにしたほうが良さそうですね。

池上太陽鍼灸整骨院