種子骨の子供の障害や骨折について
種子骨とは?
種子骨(しゅしこつ)は、筋肉や腱の中に存在する小さな骨で、人体の中で特定の場所にのみ見られます。足の親指の関節や手の親指の関節に存在し、関節のスムーズな動きをサポートする重要な役割を担っています。
子供に多い種子骨の障害や骨折
種子骨に関する障害や骨折は、特に子供や成長期の若者において発生しやすいです。以下のようなケースが一般的です。
1. 種子骨障害(種子骨炎)
子供やスポーツを行う若年層に多く見られる種子骨炎は、繰り返しのストレスや衝撃によって引き起こされます。種子骨が過度に使われることで、炎症が発生し、痛みや腫れを引き起こします。特に、ジャンプやダッシュを多用するスポーツ(バスケットボール、サッカー、陸上など)を行う子供に多く見られます。
症状
•足や手の親指の付け根に痛み
•痛みが持続する場合、歩行や運動が困難
•痛みの周辺に腫れや圧痛が生じることもある
2. 種子骨骨折
種子骨は小さな骨であるため、直接的な打撃や転倒などによって骨折することがあります。特に子供は骨の成長が進行中であるため、強い衝撃により骨折が発生しやすいです。
症状
•激しい痛みと腫れ
•痛みによる歩行困難や指の動作制限
•傷ついた部分の腫れや変形
種子骨の障害や骨折の治療方法
種子骨の障害や骨折の治療は、症状の程度や発生原因によって異なります。以下のような方法が一般的です。
1. 保存療法
軽度の種子骨炎や骨折の場合、安静を保ちつつ、炎症を鎮めるためのアイシングや、痛みを和らげるための薬物療法が推奨されます。また、サポーターやテーピングを使用して、患部を保護し負担を軽減することも重要です。
2. 理学療法
当クリニックでも行っている理学療法では、筋力のバランスを改善し、関節への負担を減らすためのリハビリを行います。ストレッチや筋力トレーニングを通じて、再発を防ぎながら回復を促進します。
3. 手術療法
骨折がひどい場合や保存療法で回復が見られない場合、手術が検討されることがあります。手術後も、理学療法を通じたリハビリが必要となります。
予防方法
子供における種子骨の障害や骨折を予防するためには、以下のことに注意しましょう。
•適切なウォームアップとストレッチを行い、運動前の準備を整える
•負担のかかるスポーツ活動は適度に行うように心がけ、休息を十分に取る
•子供が痛みを感じた場合、無理をせずに早めに対処する
当院での対応
当院では、種子骨に関する障害や骨折に対して、物理療法や手技療法を用いた適切な治療を提供しています。また、リハビリテーションを通じて回復をサポートし、再発を予防するためのアドバイスも行っています。お子様の足や手に痛みを感じた場合、早めにご相談ください。
太陽鍼灸整骨院
03-5700-2302