なかなか取れない疲労は糖化による影響かも!?

今回は、糖化が体に及ぼす影響と、糖化を防いで疲労回復を促す方法についてご紹介します!

「しっかり寝ても疲れが抜けない」「体がだるくてスッキリしない」

そんな悩みを抱えている方は、糖化が関係しているかもしれません。

糖化とは、体内で余分な糖がたんぱく質と結びつき、AGEs(終末糖化産物)という老化物質を作り出す現象です。これは、老化の加速や疲労感の原因になることが知られています。

糖化が引き起こす影響

糖化によって生成されるAGEsは、体内でさまざまな悪影響を及ぼします。

1. 代謝の低下による疲労感

AGEsが蓄積すると、細胞の働きが鈍くなり、エネルギーを作り出す効率が落ちてしまいます。その結果、疲れやすくなったり、回復に時間がかかったりします。

2. 血流の悪化

糖化が進むと血管が硬くなり、血流が悪くなります。血行不良が続くと、酸素や栄養が全身に行き渡りにくくなり、疲労回復が遅れる原因になります。

3. 筋肉や関節の不調

AGEsはコラーゲンにも影響を与え、筋肉や関節の柔軟性を低下させます。これにより、筋肉のこわばりや関節痛が起こりやすくなります。

4. 自律神経の乱れ

糖化による炎症が自律神経に影響を与え、睡眠の質が低下したり、ストレスを感じやすくなったりすることもあります。

糖化を防いで疲労を回復する方法

疲れを溜めないためには、糖化を抑える生活習慣が大切です。

1. 血糖値を急上昇させない食事を意識する

血糖値が急激に上がると、糖化が進みやすくなります。

✔ 食事の順番を工夫する(野菜→たんぱく質→炭水化物の順に食べる)

✔ GI値が低い食品を選ぶ(玄米、全粒粉パン、ナッツなど)

✔ 糖分の多い飲み物やお菓子を控える

2. 抗酸化作用のある食材を取り入れる

抗酸化作用のある食材はAGEsの生成を抑える働きがあります。

✔ ビタミンC(レモン・ブロッコリー)

✔ ビタミンE(ナッツ類・アボカド)

✔ ポリフェノール(緑茶・カカオ・赤ワイン)

3. 適度な運動をする

運動をすることで血糖値のコントロールがしやすくなり、糖化を防ぎやすくなります。ウォーキングやストレッチなど、無理なく続けられる運動を習慣にしましょう。

4. 良質な睡眠をとる

睡眠不足は糖化を促進し、疲れが取れにくくなる原因になります。寝る前のスマホを控えたり、リラックスできる環境を整えたりして、質の良い睡眠を心がけましょう。

まとめ

疲れがなかなか取れない原因のひとつに糖化が関係している可能性があります。糖化が進むと、代謝の低下・血流の悪化・筋肉の不調・自律神経の乱れなどが起こり、慢性的な疲労につながります。

しかし、食事・運動・睡眠の習慣を見直すことで、糖化を抑え、疲労回復を促すことができます!

「最近、なんとなく体がだるい…」と感じている方は、ぜひ糖化対策を取り入れてみてくださいね!

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鍼灸師 渡部

太陽鍼灸整骨院

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