腱鞘炎の治療

1.腱鞘炎とは

手腕の使いすぎや外傷により、手首の腱に痛みや腫れが生じる病気です。

特に手首の親指側に生じる腱鞘炎をドケルバン腱鞘炎(De Quervain’s Tenosynovitis)と呼びます。

腱を包んで保護している腱鞘という部分に炎症や痛みが生じる結果、手首を回す、こぶしを握るなどの動作で痛みが生じます。

ゴルフやテニスなどのスポーツやパソコン・スマホ操作、庭仕事、赤ん坊を抱くなどの繰り返しの負担で生じます。

2.腱鞘炎の症状

腱鞘炎の症状としては、手首の親指側の痛みや腫れ、
手首を回すとき、ものをつかむ時、こぶしを握るなどの動作が取りづらい、親指を動かす時のツッパリ感、引っかかる感覚
などが挙げられます。

また治療せず放置すると手首だけでなく親指や肘にかけても症状が広がることがあります。

3.腱鞘炎の原因

過度の使用が発症の要因となります。

例えばスマホの片手操作やパソコン使用、テニスやゴルフ等、乳幼児を抱く、庭仕事などで指や手首を多く使っている場合に炎症が起こりやすいと言われています。

また、30代から50代が好発年齢と言われています。

4.治療とタイミング

治療開始のタイミングが遅れれば遅れるほど、完治までに時間がかかることが知られています。

また、放置すると痛みの範囲が広がり、手首だけでなく親指そのものや前腕にも痛みが生じるようになります。

また、発症初期は一時的に腫れていただけの腱鞘に線維が長期に溜まることで固くなり、手術をしないと治らない状態になり得ます。

このため早めに下記に記載する治療を開始することが望ましいです。

5.腱鞘炎の治療

まずは安静にし、原因となっていた動作を減らします。

サポーターで動きを制限する事や、抗炎症薬(ロキソニンやカロナールなど)を内服して、炎症を抑える事も有効です。

当院では、症状に合わせた電気治療や、マッサージや鍼治療も行なっております。

気になる方はぜひ当院をご利用下さい!

太陽鍼灸整骨院
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