起床時など、ちょっとした首の動作がきっかけとなって頚部に痛みが走り、以後しばらくの間、首が回らない、回そうとすると痛みが生じる状態です。
主な症状が頚部の運動制限と運動時痛なので、痛みの震源地とも言うべき部位は頚部の腱や靭帯だと思われがちですが、そうではないケースもあります。
痛みの震源地は、むしろ肩甲骨の内側側の深部にある筋肉群で、これらの筋肉に痛みが発生することによって、交差する反対側の頚部の運動が制限されます(右の肩甲骨の内側縁の筋肉が、頚部の左側の運動が制限されます)。
そして、制限された方向に首を回旋させようとすると、それに引っ張られて交差した反対側の肩甲骨の内側縁に痛みが走ります(左回旋に制限がある場合、首を左に回旋させると、右の肩甲骨の内側縁に痛みが走ります)。
肩甲骨の内側縁の筋肉に痛みが生じた原因は、筋肉そのものの問題というより、中枢の指令を筋肉に伝える末梢神経の問題だと思われます。
電気に例えれば、ブレーカーが切れると、部屋中の電化製品が使えなくなるように、末梢神経の伝達がスムーズにいかないため、筋肉の正常な動きが妨げられ、痛みが発生するのです。
寝違えには、はり・きゅう・マッサージがとても有効です。
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柔道整復師:吉野元晶(よしの もとあき)
自己紹介:学生時代ソフトテニスに打ち込む中で腰部を痛め、その際、近隣の接骨院にて専門的な治療を受け、劇的な回復を経験いたしました。この実体験を契機に、人体の構造と機能、そして治療の奥深さに感銘を受け、柔道整復師の道を志しました。長年の臨床経験を通じて、多岐にわたる症例と向き合い、患者様一人ひとりの症状に合わせた最適な治療を提供することに尽力しています。
保有国家資格: 柔道整復師