肘の内側が痛い…それは「内側上顆炎」かもしれません!
重いものを持つ、デスクワーク、スポーツでのスイング動作など、
日常生活の中で肘の内側に痛みを感じる場合、それは「内側上顆炎」の可能性があります。
放置すると慢性化しやすいため、早期発見・早期対応がとても大切です。
内側上顆炎は使いすぎによる「筋肉と腱の炎症」
内側上顆炎(ないそくじょうかえん)は、「前腕の屈筋群(手首を曲げる筋肉)」が
肘の内側に付着する部位に過度な負荷がかかることで炎症が起きる疾患です。
テニス肘(外側上顆炎)と対比され、ゴルフ肘とも呼ばれています。
原因としては:
• ゴルフや野球などのスイング動作の繰り返し
• パソコン作業や重い荷物の長時間使用
• 手首を酷使するような職業作業(調理、建設業など)
こうした繰り返し動作の積み重ねが、炎症や微小損傷を引き起こします。
内側上顆炎の症状と治療法
【主な症状】
• 肘の内側を押すと痛い
• タオルを絞る、物を握るときに痛みが出る
• 肘の動きは問題ないが、手首を曲げる動作で痛みが強くなる
【主な治療法】
• 安静とアイシング:痛みが強い時期は使用を控え、冷やして炎症を抑える
• 物理療法や鍼灸:超音波や電気治療、鍼灸で血流を改善し回復を早める
• ストレッチ・筋力トレーニング:前腕の筋肉の柔軟性と筋力を改善し、再発を防止
• テーピングやサポーターの使用で患部への負荷軽減
慢性的な場合や痛みが長引く場合は、整形外科での診断や注射治療が必要なケースもあります。
肘の内側の痛みは、無理せず相談を!
「そのうち治る」と放っておくと、痛みが慢性化し回復に時間がかかってしまうのが内側上顆炎の怖いところ。
当院では、炎症を抑える施術だけでなく、再発を防ぐための動作指導やセルフケアもご提案しています。
肘の内側の違和感や痛みを感じたら、ぜひお気軽にご相談ください!
早めのケアが、早期回復・再発予防のカギです!

鍼灸師:渡部 創太(わたべ そうた)
自己紹介:自身のサッカー経験で培った身体の知識と、トレーナーの方々から学んだ専門的な技術を活かし、患者様一人ひとりの痛みや悩みに真摯に寄り添い、根本的な問題解決を目指します。身体機能の回復だけでなく、精神的なサポートも重視し、患者様が心身ともに健康な状態で日常生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
保有国家資格: 鍼灸師