
更年期障害の鍼灸治療は、自律神経やホルモンバランスの乱れによって生じる様々な症状(ほてり、発汗、不眠、イライラ、冷え、動悸など)に対して、身体全体の調整を目的としています。東洋医学では「腎虚」「肝鬱」「気血の乱れ」などが関係していると考えられています。
1.東洋医学的な視点
更年期障害は、主に以下の3つのパターンに分けて考えます:
① 腎陰虚タイプ(ほてり・のぼせ・口渇・不眠)
- 【証】腎陰虚(更年期に多い)
- 【治療方針】滋陰・清熱・補腎
- 【使う経穴】
- 腎兪(BL23)
- 太渓(KI3)
- 三陰交(SP6)
- 陰谷(KI10)
- 照海(KI6)
- 内関(PC6)(不眠・動悸に)
② 肝気鬱結タイプ(イライラ・怒りっぽい・月経不順・胸脇部の張り)
- 【証】肝気鬱結
- 【治療方針】疏肝理気・情緒安定
- 【使う経穴】
- 太衝(LR3)
- 肝兪(BL18)
- 内関(PC6)
- 百会(GV20)
- 神門(HT7)(精神安定)
- 膻中(CV17)(気の巡り改善)
③ 気血両虚タイプ(疲れやすい・めまい・冷え・顔色が悪い)
- 【証】脾虚・血虚・気虚
- 【治療方針】補気・補血・健脾
- 【使う経穴】
- 足三里(ST36)
- 三陰交(SP6)
- 脾兪(BL20)
- 血海(SP10)
- 中脘(CV12)
- 関元(CV4)
2.施術のポイント
- 腹診・舌診・脈診から弁証を行い、体質・状態に合った経穴選択を。
- 自律神経調整のため、背部兪穴(BL15〜BL23)や督脈の使用も有効。
- **定期的な施術(週1〜2回)+セルフケア(お灸など)**が効果的。
3.セルフケア用のおすすめお灸ポイント
- 三陰交(冷え・不眠)
- 太渓(腎を補う)
- 足三里(体力・気力補強)
- 百会(情緒安定)
ホットフラッシュや、様々な更年期症状で悩まされている方はとても多いです。
少しでも気になる点がある方はぜひ当院までお問い合わせ下さい!
症状に合わせた治療をご提案いたします。
自己紹介:幼少期から体操競技に打ち込む中で、数多くの怪我を経験し、その度にトレーナーの方々の献身的なサポートに救われました。この経験から、私も同じように苦しむ方々の力になりたいと強く思い、この業界を目指すことを決意いたしました。自身の競技経験で培った身体への深い理解と、トレーナーの方々から学んだ知識・技術を基に、患者様一人ひとりの症状に真摯に向き合い、最適な治療を提供いたします。身体機能の回復はもちろんのこと、患者様の心のケアも大切にし、寄り添う治療を心がけております。 保有国家資格: 鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師
鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師:上野 七海(うえの ななみ)
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