夏の皮膚トラブル。

夏の強い日差しを浴びると、肌が赤くなることがあります。いわゆる日焼けと呼ばれるもので、医学用語で日光皮膚炎といいます。強い紫外線により皮膚が炎症をお越し、やけどになった状態を指します。通常、紫外線を浴びた数時間後から皮膚が赤くなります。ひどい場合は水ぶくれができたり、頭痛や発熱などの症状が出たりすることもあります。

日焼けで顔が赤くなりほてる時は、濡れタオルや冷水で幹部を冷やします。それでもなおヒリヒリ感が続いたり、症状が悪化したりする場合は、医療機関を受診しましょう。

 

紫外線が原因で起こる皮膚炎として最近注目されているのが光接触皮膚炎です。皮膚についた科学物質と紫外線が化学反応してかぶれが生じるもので、原因物質として医療用湿布薬が知られています。

光接触皮膚炎でも、皮膚が赤くなったり、腫れたり、水ぶくれができたりなど、日焼けのような症状が現れます。こうした症状が出たときは、すぐに湿布薬の使用を中止し、皮膚に湿布薬の成分が残っている少なくとも4週間は、症状の出た部位に紫外線が当たらないようにします。

症状が治まったあとも、しばらくの間は衣服などで覆い、肌に直接紫外線が当たらないようにします。

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