脱水症とは、体内から体液が失われて、体内の水分量が不足している状態です。冬場は乾燥に加えて、寒く水分を取る機会も減ってしまい発症するリスクも高まってしまいます。
放置することで脳梗塞など命に関わる病気につながってしまうので、早めの予防をすることが大切です。
脱水症状と聞くと、夏場で多く発症するイメージかもしれませんが、実は冬場にも「かくれ脱水」というものがあります。
かくれ脱水とは、脱水の初期状態に気づいていない状態をさします。
特徴として、体の水分が減少し、「なんとなく体調が悪い」程度で脱水症状になる手前の状態です。 初期の症状の軽さから、対処が遅れることもあるので注意しましょう。
汗をかきづらい冬に脱水が起こるとされています。
原因の1つは、皮膚や粘膜、呼気から意識しないで水分を失う「不感蒸泄(ふかんじょうせつ)」が増えるからです。 不感蒸泄とは、無意識のうちに蒸発する水分のことをいいます。
人にとって快適な湿度は55~65%といわれていますが、秋から冬にかけては、暖房器具の使用頻度や建物の気密性の高さの影響で、さらに10~20%も下がるといわれています。 水分は多い場所から少ない場所へ移動する性質があるため、湿度の低い環境では体内から奪われる水分が増えてしまいます。
また、冬は喉の乾きを感じにくく、汗をかいている実感もなく、体が冷えてしまうことを気にして、水分の摂取量が減りがちになってしまいます。 その結果、脱水症を引き起こしてしまいます。
こまめに水分補給をして冬の脱水に気を付けましょう!
太陽鍼灸整骨院
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